床下エアコン
床下エアコンは、床下を壁掛けエアコン1台で暖めることによって「暖かい空気は上昇する性質」を利用して、
家全体を暖めるようにします。
エアコンの温度を22℃位に設定し、連続運転します。
床下の空間とコンクリートを暖めることによって、1階床に設定したガラリから暖かい23℃位の空気が出てきます。
2階も同じように暖かい空気がガラリから出てきます。
この暖房もエアコンの不快な風を感じることはありません。
小屋裏エアコン
小屋裏エアコンは、夏の暑い日に小屋裏のスペースを利用して一台のエアコンで冷やすことによって、
「冷たい重い空気は下に降りる性質を利用して、家全体を涼しくします。
エアコンの温度は25℃位に設定し、2階の寝室、子供部屋、廊下にガラリを通じて落とします。
1階には吹き抜けや階段を通じて、下に降りるように設計をします。
各部屋は26℃~27℃位になります。
家全体が放射冷却によって涼しくなります。
エアコンの不快な風を受けることはありません。
スケルトン階段
スケルトン階段のデメリットは、子供が転落する可能性が通常の階段より高いです。
また、スケルトン階段は1階と2階が吹き抜けになるため、冷暖房効率が落ちると言われております。
ただし、気密性がしっかりした住宅なら住宅内全体で空気が循環しやすいというメリットがあります。
そこで、当社のエアコン1台で冷暖房するシステムには一番合っていると考えています。
住宅のグレード
車にはベンツやレクサスというような高級車や、普通車のノアやヴォクシー、
そして小型車のヤリスやカローラといろいろあります。
住宅もスウェーデンハウスや三井ホームのような高級住宅やダイワハウス、積水ハウス、
一条工務店のような普通住宅、アイフルホームやタマホームはローコスト住宅として有
名です。
自分が目指すのはどのグレードか、最初にこれを決めないと比較検討ができなく何が良
くて何が悪いのかわからなくなってしまいます。
つまり、レクサスは1,000万円でカローラは300万円ですから、同じ普通車でも比べも
のになりません。
住宅も同じなのですが、一条工務店とアイフルホームを比較している人もいるようです。
外壁一つとっても、レンガタイルとサイディングでは、価格と性能がかなり違います。
窓にしても、アルミサッシのペアガラスと樹脂サッシのトリプルガラスでは価格と性能が
違います。採用している部材がメーカーによってグレードが違うので価格が違うのです。
これを知らないで、展示場や見学会に参加しても無駄になり疲れるだけです。
失敗しない家づくりには、自分の家族が目指しているものはどこのグレードのメーカー
なのか調べてから参加された方がお得だと思います。
スケルトン階段
スケルトン階段・メリットデメリット
~今人気のスケルトン階段
広がりを感じる間取りに必要不可欠です~
〇メリット
・解放感のある空間ができる
・インテリアのアクセントになる
・ワークスペース・プレイスペース等マルチな使い方ができる
・圧迫感がなく部屋を広く見せられる
・風通しが良く、いつでもきれいな空気が流れる家になる
〇デメリット
・収納スペースとして活用できない
・通常階段に比べて費用が高い
・こどもが落下する危険性がある
・断熱性能や気密性能が低い住宅だと寒い家になる
●間取り図(1F)
シェード
昔はどこの家にもスダレやヨシズがありました。夏の暑さを防ぐ用具でした。
今はエアコンの時代ですからあまり見られません。
それより最近はハンパな暑さではないので、スダレやヨシズでは防ぎようもありません。
しかし、真夏の太陽を窓から直接入れたのではいくらエアコンでも電気代が大変です。
それで省エネにするため、軒の出やシェードで太陽を入れるのを防ぐ努力が必要です。
南の窓側に朝顔やゴーヤのカーテンをつくるのも一つの方法です。
シェードをなるべく早めに下げ、室内の温度を上げないようにしましょう。
無垢材と集成材
「無垢材」とは、天然の木材を切り出し、内側まで同じ木材でできたものを指します。
これに対して「新建材」は、薄い木材などの板を接着剤で貼り合わせたものです。
新建材の中には表面に木目調のプリントを貼っただけで、中の素材が段ボールのものも
あります。
これらは30年もすると劣化し、プリントも剝がれ、見た目は良いものではありません。
接着剤の寿命が30年位しか持たないかも知れません。
新建材の床材はコシが抜けたようになって、フワフワになってしまう。
一方無垢材は丈夫で長持ちし、調湿性があり、あたたかみもあります。
無垢材は傷がつきやすくてお手入れも大変ですが、シックハウス症候群などの健康被害の
心配が減り、安全性が高く年月が経つほど味が出るのも魅力です。
失敗しない家づくりは、できるだけ無垢材を使用した方が良いと思います。
桧
昔の農家の家は、ほとんどが桧と漆喰で建てられていました。
もちろん、有名な神社やお寺、お城はすべて桧が使用されています。
当社の構造材は、すべて八溝産の桧を使っております。
床材も桧の床板が人気です。
無垢材は冬でも素足で生活ができるくらい暖かいです。
当社の床下エアコンは、暖房でも桧の無垢材で大丈夫です。
また、桧の効能としてはアレルギーの原因に揚げられるダニに対して、
フィトンチッドが非常に強い抗菌作用があり、防カビ、防ダニ効果抜群です。
さらに桧は、フィトンチッド成分で、森林浴効果特有の自律神経安定を助けます。
パッシブハウス『暖涼』
パッシブハウス『暖涼』は、パッシブ換気を採用しています。
「パッシブ換気」とは、機械を使わず自然エネルギーである温度差を使って換気をします。
北海道で生まれたメンテナンスフリーの換気システムです。
冬:床下エアコン
床下を一台のエアコンで暖めることによって、『暖かい空気は上昇する性質』を利用して
家全体を暖める様にします。
夏:小屋裏エアコン
小屋裏スペースを一台のエアコンで冷やすことによって、『冷たい重い空気は下に降りる性質』を
利用して家全体を涼しくします。
※パッシブ換気にも難点があります。
住宅の断熱性能や気密性能がかなり高い住宅でなければ計画通りの換気が機能しないという意味で、
住宅会社の施工品質・レベル』が前提条件になっています。
〇具体的には
隙間総面積 (C値) 1.0c㎡/㎡以下
外皮平均熱貫流率 (UA値)0.36W/㎡以下
熱損失係数 (Q値) 1.6Kal/㎡以下
が、最低条件です。
〇アドバンスホームでは
隙間総面積 (C値) 0.2~0.5c㎡/㎡
外皮平均貫流率 (UA値)0.29~0.30W/㎡
熱損失係数 (Q値) 1.26KaI/㎡前後
パッシブ換気は自然エネルギーです。
温度差を利用していますので壊れることもなく、省エネルギーで快適に過ごすことができ
ます。
メンテナンス
住宅は建ててからも、ランニングコストがかかります。
その中で最も高額な費用がメンテナンス費です。
外壁の塗り替えや屋根の塗装費、それに足場代と、10年ごとに120万円位かかってきます。
それをやりたくない人は、住宅購入時のイニシャルコストつまり初期費用が多くなります。
外壁にレンガタイルや漆喰を利用したり、屋根に瓦を載せたりメンテのかからないものを
使用することが一番です。
全ての物には価格のランクがありますから、高いものは長持ちします。
そこが住宅選びのカギとなるわけです。