一品一業者主義

工務店の一番の欠点は、「何でも出来ます」ということだと思っています。この「何でも出来ます」が商品を高くしたり、クレームを起こす原因になっているのです。食にたとえれば、専門のトンカツ屋さんは、トンカツだけ用意すれば良い。                何でもでは食材の種類の用意が大変である。ムダも多くなるし、不得意な料理も注文を受けることになる。

ここで、問題が発生するのである。専門であれば、その商品のみ研究すれば良く、益々慣れ、磨きがかかるのです。同じ仕入れだから安くもなり、ムダもなくなり、全体のコストも下がるのです。

家も同じことなのです。「何でも出来ます」より、住宅専門、しかも商品は「桧太郎1本」と良いと信じたものだけを使用することにしています。後は、グレードアップだけを考え、より頑丈に、より快適を目指すだけです。                             これが、「一品一業者主義」の考え方です。

ハットヘルス

郡山のK様邸の屋根の仕上げです。このハットヘルスの中に形状記憶合金が設置されており、気温に応じて開閉し、基礎のアンダーヘルスから入ってきた空気を上昇気流の働きにより、室内の余分な湿度、シックハウス病の原因となる空気を屋根裏まで運び上げ、棟についているこのハットヘルスから逃がします。ハットヘルスは雨の日も風の日も、お施主様の大切なお家の空気の事だけを考えています。食べ物は選べても、空気は選べません。どうせ吸うなら綺麗な空気が良いと思いませんか?

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小名浜港

久しぶりに小名浜港に釣りに行きました。
今、小名浜港の防波堤では小西と8番、9番といたるところで工事中であります。
よって、魚はタコもアイナメもなかなか釣れません。釣れるのはサバだけです。
サバは30cm~40cm位あり、引きが強くやわらかい竿ではあがりません。
ほとんど、入り食い状態で一人30匹程度はキープしておりました。
私共は2人で46匹でした。
サバの刺身は超おいしいです。
シメサバではなく、生サバを食べれるのは釣り師の特権です。
次回は、新潟の真鯛釣りに挑戦です。

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須賀川M様邸

先日、無事に柱状改良工事が終わり、今は北側擁壁工事中です。長さ2m、高さ2.25mのPC板を13枚並べる予定です。ゲリラ豪雨もありますので、安全に安全に・・・・今日も安全に。

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太陽光発電システム

地球環境問題で、国も太陽光発電システムに対し補助金を出すようになり、最近チラシを見ると、太陽光発電システムがブームのようであります。
私共も前から太陽光発電には興味があり、格安セールを行なった事もあります。
しかし、その割には反響はありませんでした。
それは、いわき市とは違い中通りでは、太陽が出ている時間が少ないので、効率が悪いからだと思いました。
それに300万円もかけて元を取るのに、15年はかかります。
国はいい事ばかりPRしていますが、この太陽光発電システムそのものをつくるためにも、たくさんの材料とエネルギーが必要となります。
また、地震対策を考えると、屋根の上に大きくて重い機械を設置する事はどんなものかと疑問も生じます。
この機械そのものも、一生ものではなくメンテナンスが必要です。
もちろん、お客様の希望があれば付ける事は可能ですが、私はその300万円分を長持ちする住宅の方にお金を使った方が、かなりの省エネになり、国のためになると考えます。

WB工法

郡山のK様邸の小屋裏につけたWB工法の一部、「ハットヘルス」です。暑い今の季節、上昇気流により床下から上がってきた温かな空気をこの「ハットヘルス」から逃がします。小屋裏の面積から必要設置個数を計算して取り付けます。この「ハットヘルス」は夏はダンパーが開き、冬はダンパーが締まります。このダンパーは形状記憶合金のバネにより自動で開閉します。開け忘れ締め忘れがないので、とても便利です。
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                下から見上げたところです。

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         屋根の上から見た部分です。あとで真ん中のテープを取り外し、
         ハットヘルス本体を被せます。

仕上げの写真はこの次に・・・。

第二の故郷

昨日は定休日だったので、夏休みに入った子供たちと、妻を埼玉に送ってきました。
気温はあまり福島と変わりませんが、湿度が高く感じました。
埼玉は妻の実家がありますが、私も約5年生活していたので、半年振りに埼玉に行きましたが、なんだかとても懐かしく感じました。

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改良工事です。

須賀川市のM様邸の柱状改良工事が始まりました。
直径600mmの長さの違う杭が全部で58本入ります。
・・・・今日も安全に。
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職人

昔の職人は、気コツがあったと良く聞きます。
一度請けた仕事は、損をしてもきちんと仕上げたという。
今の職人は、値切ると愚痴をこぼし、手抜き工事を平気でする。

これでは、監督は現場に付っきりでないと良い家にならない。
でも、朝から晩まで付いている事はできないので、ある程度は信用するしかない。
だから、工程ごとに途中の検査が重要になってくるのです。

なぜなのかと考えると、昔は優秀でも経済上の理由で高校や大学に行けない人がたくさんいました。
そういう人が職人の中にたくさんいたので、腕の良い真面目な職人がいっぱいいたのです。
今は経済上の都合でなく、勉強が嫌いな人が職人になっている方が多いような気がします。

それらを教育するのは、大変難しい事なのです。
時代の流れか、ちょっと厳しい事を言うとすぐに辞めてしまう。
だから、ガラス玉に触れるように教えていかなければならない。
しかも、半人前でも給料を出さなければ誰も働かない。これが現実です。

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こんな状況だからこそ、工場でつくるプレハブ住宅の方が、信頼性があるのかもしれない。
現に、昔のように精度良く仕上げる職人は、なかなか少なくなったような気がします。
でも家は、新建材や接着剤だらけの家ではなく、自然素材の桧や杉を大工によって加工した、本物の家を求める人が増えている事も現実です。

こんな状況の中で、これからは腕の良い真面目な職人を捜すのは大変な時代になりそうです。
でも、それらを求めるお客様がいる限り、私たちは職人教育にもっと力を注いでいかなければなりません。